SRC製MP5A3レビュー

昨日、運動不足を補おうとジャンピング腕立て伏せ(名称不明)をやったせいで筋肉痛になりました。子猫2000です。ジャンプ→腕立て伏せを1回→立ち上がってジャンプ→(以下ループ)という単純明快な運動です。お手軽なので是非どうぞ。

というわけで、昨日行くはずだったサバゲーが台風で延期になってしまったのですが、CO2GBBのMP5についてレビューしようと思います。そういう事情により、サバゲーでの使用感や実射性能については後日追記します。サバゲーで実際に使用してきましたので、追記しました。

目次

  1. 外観レビュー
  2. マガジンについて
  3. サバゲーでの使用感
  4. まとめ

外観レビュー


というわけで、本日は世間でも注目されていた(※子猫2000調べ)CO2ガスブローバックMP5A3こと「SRC製MP5A3」のレビューです。


内容物はこんな感じ。

  • 本体
  • マガジン1本
  • 説明書
  • ガンスミスバトン製作の日本語説明書
  • 弾抜き用クリーニングロッド
  • 専用BBローダー
  • 試射用BB弾

よくあるダンボール製の外箱に、発泡スチロールの内装という構成です。
ストック部分にはビニール袋が巻かれていました。


セレクター部分はこんな感じです。
ボルトが後退した状態でないとセーフティポジションに変更できないです。
内部のバネが弱くなりそうなので、保管時はセミかフルのポジションで保管するのが良さそうですが、サバゲーで使用時はどうするべきなのか……
ガス式なのでマガジン抜いていれば絶対に作動しませんが、マナー的にはセーフティにしておくべきな気もします。
しかし、その状態ってボルト後退している状態なわけで……うーん……

販売元のガンスミスバトンのブログによるとコッキングしていない状態でセーフティに入らないのは実銃準拠とのことです。個人的にはサバゲー用の道具であることを考えると、ボルトを起こさなくてもセーフティにできる仕様の方が良かった気がします。
参考元:【 BATON レビュー 】 [ SRC ] MP5 CO2GBB シリーズ


マガジン挿入口には刻印があります。
「Kal.9mm×19」
東京マルイの電動MP5では、この挿入口が左右に開いてマガジンが脱落する問題がありますが、「SRC製MP5A3」ではその心配はなさそうです。


フラッシュハイダー
よくあるバードケージタイプです。


リアサイト部分は4段階の大きさが違う方式。
クリック感はあるのですが、東京マルイのMP5と比べると回りやすい感がありました。また、ネジ方式になっているようで、段階を変えると高さも変化します。装備にこすれたりした拍子に回ってしまわないか心配なところ。


ストック基部と……


ストック先端です。


ガスなので勿論可動式。
写真はホールドオープンした状態。
意味があるのかは謎ですが、実銃同様にリロードは

  1. 弾を撃ちつくす
  2. 手動でホールドオープン
  3. マガジンを抜く
  4. 新しいマガジンを入れる
  5. 上から下へレバーを下ろし射撃準備完了

という手順で行ってみました。
シャキンと金属音が鳴るのが心地良いです。
金属製なので東京マルイのMP5と違い、パーツ破損を気にせずに行えます。


レシーバー反対側はこんな感じです。
セレクターも勿論左右でシンクロしています。


ホールドオープン時
「SRC製MP5A3」は全弾撃ちつくした際に自動で射撃ストップはしますが、ホールドオープンはしません。
これは実銃準拠なので、リアルな部分。
是非リロードは先述の手順で行ってください。


本体上面には別売りのレイル装着が可能です。
(私は買ってないですが……)


ストックは内部にバネが仕込まれているようで、ちょっと押し込むようにして収納します。
保持ポジションは収納状態と、伸ばしきった状態の2ポジションのみ。
工作が得意な人ならストックを削ってポジション数を増やせると思います。

マガジンについて


マガジンリップ部が幅広の独特な形状をしています。
それ以外は金属製の見慣れたMP5マガジンという感じです。


付属の専用BBローダーで弾を入れるよう説明書に書いてありました。
ためしに手で直接いれようと試したのですが、結構難易度が高かったため、おとなしく専用BBローダーを使用するのがいいでしょう。
おそらくマルイ製BBローダーと互換性ありと思われますが、先端のパーツが先述の幅広マガジンリップ用になっています。


マガジン側面の出っ張りを押し込みつつマガジンリップ側のパーツを引き抜くことでCO2カートリッジの交換を行います。
以前APS製BlackHornetレビューでも書きましたが、カートリッジ交換前には必ずガスが完全に抜け切っていることを確認してください。具体的には放出バルブ部分を指で押してください。ガスが残っていればまだ硬いはずです。


CO2カートリッジ交換にはコイン等を使用しろと説明書にはありました。
ただ50円玉だと少しやりづらい感があったので、大型のマイナスドライバーや500円玉のような大きなコインを使用するのが良さそうです。
個人的にはAPS製BlackHornetについてきた銀色のパーツがやりやすかったです。

<APS製BlackHornetについてきた銀色のパーツ>

※写真はAPS製BlackHornetのCO2カートリッジ交換風景です

販売元のガンスミスバトンでもCO2カートリッジ交換の注意点が書いてありましたので、こちらでも紹介しておきます。

CO2 カートリッジを挿入するときは、フタを指で締めて止まってから、コインまたは大型のマイナスドライバーで 一気に 1 回転 締めてください。
( ※ フタをゆっくり締めるとガス漏れします。生ガスが漏れるとガスケットが冷却されダメになり、『 CO2 ホルダーガスケット 』の交換が必要になります)

実際に自分で行った感想としては、あまり力をこめずに指でネジを締めていき自然に止まったら、そこからコイン等の道具を使用して左右の手首を捻りつつ一瞬で1回転締める、という方法で良いと思います。コツはマガジンを持っている手と、コインを持っている手の両方を逆方向に捻った状態から締めることです。それでもまだ締められるなら、更にもう少し締めておく感じです。あまり強烈に締めすぎると部品自体が破損する可能性もありますので、力の強い方はほどほどに。私みたいに力の弱い方は気持ち強めに締めるといいです。

サバゲーでの使用感

実際にサバゲーで使用してみました。
まず反動については、スピード感のある「ビシッ!」と来るタイプのブローバックをします。きちんと構えた状態でも銃口が3~4cm程度跳ねる感じで、金属音が響くので非常に面白いと感じました。ですが、サブマシンガンの形状をしていることもあり、フルオート時でもCO2グロックことAPS製BlackHornetほどの制御不能なほどの反動は感じられません。そのためフルオート射撃をしてもおおむね狙い通りに弾が飛んでいくと感じました。

セミオートにて集弾性能を見たところ、30mでマンターゲット大に集弾するといった感じでした。他社のガスブローバックの長物が20mでマンターゲット大に集弾する事を考えると、ガスブローバックの長物としては集弾性能は非常に良いと感じました。先述のとおり、ストックがあることなどから反動制御が行いやすいので、フルオートで射撃しても集弾性能に大きな変化は見られませんでした。


ホップアップは上図の赤枠の位置にあるダイヤルで調整します。クリック感はありませんが柔らかすぎることもなく、しっかり設定位置で保持してくれます。しかし、元々が海外モデルのためか0.2gBB弾を使用した場合は、ホップ調整最弱から少しだけ動かした辺りが適正ホップでした。CO2グロックを使用していた際にも感じたことですが、CO2ガスブロモデルは0.2gBB弾より0.25gBB弾を使用したほうが良いのかもしれません。

燃費についてですが、フルオートで全弾撃ち切る場合は50発程度とのことでしたが、実際に使用する際はバースト射撃で使用することもあり、CO2カートリッジ1本につき100発程度は撃つことが出来ました。思っていたよりも燃費が良いというのが正直なところです。マルシンなどと同様の直接CO2カートリッジを気化室として使用するタイプであるためか、連射をすると白い生ガスを吹く場面もありました。個人的に気になったのは、ガスが残り少ない時などにセレクターをセミオートにしていても、バースト射撃になることがありました。セミオートオンリー戦などの場合には気まずくなってしまうので、原因が分かれば調整したい部分です。

最後に試合で使用した感想についてです。
サバゲーでは相手がバリケードから露出する面積は顔と手だけになることが多いため、30m以上となると集弾性能の力不足を感じました。一方で、敵の側面を突けた場合などなら35m程度まではヒットを取ることが可能でした。正面なら20m程度、側面なら30m台前半くらいが交戦限界距離になるかと思います。

まとめ

マガジンの取り扱いに難はあるものの、命中精度も高く射撃時も面白い良いモデルだと感じました。CO2モデルであることから耐久面に不安が無いと言えば嘘になりますが、夏場だけでなく冬場にもこの反動が楽しめると思うと、CO2ガスブロはメリットも大きいです。撃っていて非常に楽しいモデルなので、今後のメインアームとして活用していこうと思います。個人的にはMP7のCO2ガスブロなんかが出てくれると嬉しいのですが、今のところ海外にも存在していないようなので、CO2ガスブロの今後に期待したいところです。