金曜の夜なのでテンションが高くなっています。子猫2000です。
今回は初めてのサバゲーに参加する人向けの紹介記事を書こうと思います。対象読者は「会社の同僚にサバゲーに誘われたけど、分からないことだらけだよ~」という人や、「友達にサバゲーに誘われたけど、どんな遊びなの?」という人です。
目次
- サバイバルゲームってどんな遊びなの?
- 最低限必要なもの
- あると便利なもの
- ルールとマナー
- 銃の基本的な構え方
- 当たると痛い?
- 弾はどのくらい飛ぶの?
- 1回参加するのに予算はどのくらいかかる?
- あとがき
サバイバルゲームってどんな遊びなの?
「テレビの特集なんかでチラっと見聞きはしているけれど、結局どういう遊びなの?」
世間一般のサバイバルゲーム(略してサバゲー)への理解は恐らくこの程度だと思います。けれど、ここ数年間プレイヤー人口は右肩上がり(私調べ)な事もあり、知り合いから誘われる機会もあると思います。
まず、基本的なルールは簡単です。BB弾をエアガンで撃ちあって、当たったらヒット(ゲームオーバー)となりフィールドから退場する。これが大前提となるルールで、「サッカーで手を使ったらいけない」みたいな一番基本となる部分です。
実際の試合では、この「BB弾に当たったらヒット」という前提を元に、シューティングゲーム(FPSやTPS)にあるような色々なルールのゲームをします。つまりは、リアルに体を動かすFPSだと思っていただければ良いです。ゲーマーじゃない人には上記の説明だと通じないかもしれないので言い換えると、「子供がやる戦争ごっこの延長みたいなもの」です。
どうしても誤解されがちなので書いておきますが、「実際に戦争がしたいわけではない」ので間違えないで下さい。平和だからこそ出来るスポーツです。
サバイバルゲームは専用のフィールドに行ってプレイします。色々と歴史があり千葉県が聖地(フィールド数が多い)となっています。誰かに誘われて初参加する場合、恐らく行き先のフィールドは決まっていると思うので、フィールド選択については省略します。
もしサバゲーが気に入って、一人でも行ってみたいとなった場合は「サバゲー 関東 定例会」などで検索して、自分がいける範囲のフィールドから定例会(フィールド主催のゲーム)を行っている日付などを調べてみてください。
初めて参加する場合の敷居は低いですが、上達を目指すとチームプレーや個人の技量など奥が深い趣味です。この記事を読んでいる方は未経験だと思うので、その点は深く考えなくて大丈夫です。大人になると日常的に思いっきり体を動かすことが減るので、全力で体を動かして”ごっこ遊び”するのは楽しいですよ。
最低限必要なもの
それでは、ゲームに参加するために最低限必要なものについて紹介します。
- フェイスマスク(ゴーグル)
- 銃
- BB弾
- バッテリー or ガス
意外と少ないですね。最低限必要なものとなるとコレだけです。
銃を動かすためにバッテリーやガスが必要になり、撃ちだすBB弾も勿論必要になります。そして、サバイバルゲームフィールドでは参加するための必須条件として「フェイスマスク(フィールドによってはゴーグルのみでも可)」の着用を義務付けています。というのは、エアガンは玩具といっても実際にBB弾を高速で撃ちだすため、目に直撃した場合など危険が生じるためです。最悪の場合失明の可能性もあるので、それを防ぐためにもフェイスマスクやゴーグルの着用を義務付けているのです。
上記にあげた必須物はフィールドでレンタルサービス(有料)を行っているので、初参加の際はいきなり購入するのではなく、レンタルすることをオススメします。(せっかく買ったのにサバゲーが気に入らなくて1回しか使わなかったら勿体無いので)
もし初参加した結果、サバゲーが気に入った場合は、是非自分用の装備を購入することをオススメします。
あると便利なもの
さて、最低限必要なものは前述のとおりですが、あると便利なものというのも多々あります。中には個人的には必須だと思うものもあるので、それらについても紹介します。
個人的に必須だと思うもの
- 軍手や厚手のグローブ
- 耳を隠せる何か(スカーフやニット帽など)
- 首を隠せる何か(スカーフやハイネックシャツなど)
- 長袖長ズボン
上記のアイテムの共通点は「防御力を高めること」にあります。
エアガンは玩具です。けれど当たるとやっぱり痛いです。
なので、「長袖長ズボン」で素肌の露出を減らし、「軍手」や「スカーフ」などで特に痛い「指」や「耳」、「首」などを守ります。たったの布1枚ですが、あると無いでは大違いです。個人的には必須アイテムなので、是非(※夏でも)持っていっていただきたいです。
無くても困らないけど、あると便利なもの
つぎに無くても困らないけど、あると便利なものについて書こう……と思いましたが、ぶっちゃけ初心者向けの内容じゃなくなる気がしたのでやめます。一回やってみてサバゲーが気に入った場合に装備を増やせばいいので、後で考えましょう。
「冬場でも汗拭き用のタオルとか、肌着の代えとか、もっていくと良いよ! 冬でも普通に汗かくから!!」とだけ言っておきます。
ルールとマナー
冒頭でチラっと書きましたが、サバゲーの基本ルールは「BB弾に当たったらヒット(退場)」です。
空中にある弾に当たったら「ヒットーーー!!」と大声をあげて、両腕を上げて、相手に自分がヒット済みであることがわかるようにしてください。これが分かりづらいと、既にヒットされたのに更に撃たれます。痛いです。
痛いのは嫌ですよね? 自分の身を守るためにもヒットコール(とアピール)は大げさなくらいに行いましょう。
また、当たり前ですが暴言や悪態は禁止です。場の空気を悪くするだけでなく、揉め事の原因になります。当たり前ですね。たいていのフィールドでは問題行動を起こした場合、出禁処分になります。相手も人間であるという意識のもと、思いやりを持った言動をとるようにしてください。
サバゲーはヒットコールが自己申告制であることもあり、負けを潔く負けと認める大人の余裕が求められる遊びです。あなたの紳士(淑女)力を存分に発揮して1日を楽しく過ごしましょう。
最後にサバゲーにおいて最もタブー視される「ゾンビ行為」について紹介します。ゾンビって知ってますよね? 死体が歩き出すアレです。
サバゲーで「ゾンビ行為」や「ゾンビ」と言う場合、「ヒットしているのにヒットしていないフリをして、ゲームを続行すること」を言います。もちろん遠距離の気づいていない方角から弾が飛んできたりすると、「純粋に当たったことに気づかない」可能性もありますが、基本的に「痛かろうが、痛くなかろうが、自分が認識している範囲で空中に位置しているBB弾に当たったらヒットコールをする」ということだけ守っていただければ大丈夫です。
わざわざ”空中に位置している”と書いたのは、「壁に当たって跳ね返ったBB弾」(跳弾と言います)に当たった場合も一般的にはヒットとなるからです。(一部フィールドでは跳弾はセーフとするフィールドもあります。当日のフィールドでのルール説明を優先してください。)
「ゾンビ行為」を行うと、やっぱり出禁になります。まぁ当たり前ですね。「自分はわざとそんなことしないから大丈夫」と思っている方も、いざ試合中になるとアドレナリンが大量に出て体全体への意識が薄くなるので、気を引き締めて「ゾンビ行為」を行わないように気をつけてください。
銃の基本的な構え方
を書こうかと思ったのですが、初心者向けじゃなくなる気がしたのでやめておきます。やっぱり書きます。構え方について全て書くと長いので、基本中の基本であるサイティングについてのみ記載します。
まずココで言う「サイティング」とは銃で対象を狙う事を指しています。サバゲーでサイティングを行う場合、大きく分けて3種類の方法がありますので、その3種類を紹介します。
※実際には他にもレーザーサイトやホロサイトなどもありますが、レーザーサイトは禁止されているフィールドが多い事や、ホロサイトは値段がとても高いので使用する機会が無いであろう事などを理由に省略します。
スコープ
ゲームをやる人だと知っている方も多いと思いますが、レンズに倍率がついていて遠距離の物がズームされて見える光学照準器です。ゲームだと、よくスナイパーライフルなどに乗っていますよね。正式名称は「テレスコピックサイト」と言うそうです。覗くとレンズに十字線が入っていますので、その中心に目標を合わせて射撃します。
実際には遠距離では重力や風による弾道のズレが生じるため、弾着地点を確認しつつ2発目以降の狙点をずらして使用します。構え方がずれると着弾地点がずれたりするため、スコープは中級者以上向きの照準器だと思います。
ドットサイト
続いてドットサイトです。こちらもゲームをやる人だと馴染み深いと思います。個人的にはドットサイトが一番初心者向きだと思います。こちらはスコープとは違ってレンズに倍率がついていないので、裸眼で見た場合と同様の景色が見えます。覗き込むと、レンズに反射した赤や緑色のドット(点)が空中に浮いて見えますので、それを目標に合わせて射撃します。
よく初心者が間違うポイントなのですが、ドットサイトは両目を開いたままで使用します。これは視界を広く取ることが目的です。ためしに片目をつぶった状態と、両目を開いた状態で比較してみると、視界の広さの違いが良く分かると思います。
アイアンサイト
最後にアイアンサイトです。初心者が使い方を間違う可能性が一番高い照準器です。先述のドットサイトやスコープはレンズを覗いたら直感的に使い方が分かりますが、アイアンサイトは使用方法を知らない場合に、使い方が分かりづらいのでしょう。
アイアンサイトはフロントサイト(銃の前方)とリアサイト(銃の後方)の2つがセットで照準器として機能します。メリットはバッテリー要らず、光学照準器より壊れづらい、光学照準器より銃を軽く出来る、などです。
銃そのものに標準でついている場合が多いので、フィールドでレンタルした場合などはアイアンサイトを使うことになる可能性が高いです。
使い方を知ってしまえば簡単で、フロントサイトとリアサイトを合わせた箇所を目標に合わせて射撃するだけです。
銃によって形状が色々あるので、その辺りは臨機応変に使い分けてください。
当たると痛い?
相手が使用しているエアガンの性能にもよりますが、おおむね20m~30mくらいまでは痛いです。といっても、採血を死ぬほど嫌がる私が耐えれるレベルの痛みです。一瞬痛いけど、すぐ痛くなくなる感じです。
ただし、10m以内のような至近距離で肌を直接撃たれると内出血してアザになる程度には痛いです。最初は前線よりも、後衛寄りの動きをして、慣れてきたら自分の行ってみたいポジションに行くと良いでしょう。右も左も分からない状態で前線にいくと痛い思いだけする可能性があるので、あまりオススメしません。
弾はどのくらい飛ぶの?
こちらも使用するエアガンの性能で変わりますが、レンタル銃に多いであろう電動ガンなら30m~40m程度が射程の限界だと思います。エアガンにも色々な種類がありますが、エアガン全体で見た場合、最長射程は60m程度です。(60m辺りまで飛ぶエアガンは、相当カスタムしてる物です。)
なぜ射程の限界があるかというと、日本の法律で威力が制限されているからです。
裏を返せば安全な威力のエアガンしか使用できないということです。
先ほど最長射程として60mと挙げましたが、ぶっちゃけそこまでの距離は狙えません。まともに狙える距離は30~40m程度です。その距離ですら、着弾するまでにタイムラグが大分あり、弾が到着する頃にはマ○リックスできる状態になっています。
これは弾に回転を与える”ホップアップ”という技術のおかげで遠くまで届いているだけで、実際の銃弾のように威力をあげて距離を飛ばしているわけではないからです。つまり、遠距離では当たっても痛くないです。(でも当たったらヒットコールしてくださいね)
1回参加するのに予算はどのくらいかかる?
未経験者にとっては、コレが一番知りたいところかもしれません。私は数十回サバゲーに参加していますが、今のところサバゲー参加費以外に、食費や移動費なども全て込みで1万円を超えたことはないです。
サバゲーの参加費が大体2500円~4500円程度で、お昼代が500円~1000円、移動費が2000~3000円程度、という感じです。
そのほかに、銃や装備のレンタル代などがあった場合1000円~2500円くらいです。サバゲーの参加費は大体3000円前後なので、レンタルを含めても1万円あれば足りるかと思います。
あとがき
初めてのサバゲーに向けてイメージは沸いたでしょうか? サバゲープレイヤーについて、見た目や格好から”怖い人”とイメージを持たれているかもしれませんが、”自己申告制の退場:ヒットコール”というゲームの性質上、話してみると気さくで紳士(淑女)な方が多いです。もし当日分からないことなどがあれば質問してみてください。きっと親切に答えてくださると思います。
それでは、あなたが初めてのサバゲーを楽しめることを(更にサバゲーが気に入ることを)祈りつつ、今回は締めようと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。
※当日は最初にルールや注意事項についての説明があると思いますので、そちらの説明内容と矛盾する部分があった場合、当日の説明内容を優先してください。