コミケ1日目ですね、今年は猛暑なので薄い本は委託で購入予定の子猫2000です。前回は5分でイラストの見栄えを良くするディフュージョン効果のかけ方について紹介しました。
今回はイラスト全体を発光させるグロー効果について紹介します。前回と同様にイラスト用フリーソフトFireAlpacaで作業を行っていきます。
目次
完成イメージ
まずは元絵と完成後の比較から。左が元絵で、右がグロー効果をかけた後です。イラストが全体的に光っているように見えるかと思います。 あまりそういう絵を描いていなかったので良い例ではないのですが、本当は発光表現を目的とした特殊効果です。例えば暗闇で目だけ光らせたイラストとか、暗闇で光線の軌跡を光らせたイラストとか……
手順
具体的な手順について解説していきます。まずは元絵(画像では”b”レイヤー)を複製します。分かりやすいように、複製後のレイヤーに「グロー効果」と名前をつけました。
複製したレイヤーを選択した状態で、画面上部のメニューからレベル補正を選択します。
レベル補正では画面上部のバーの左端にある矢印を右側に移動させてください。
移動量は図を参考に。厳密に考えず、大体で大丈夫です。
というわけでレベル補正を行うと、こんな感じになったと思います。「うわっ私の絵、暗すぎ!?」……暗すぎくらいでちょうどいいです。
暗くしたレイヤーを選択したまま、画面上部のメニューよりガウスぼかしを選択します。今回は5.01でぼかしをかけました。この辺はお好みで調整してください。
ガウスぼかしをかけた後はこんな感じになったかと思います。
最後に、ガウスぼかしをかけたレイヤーを選択して、レイヤーモードをスクリーンに変更します。以上で作業手順は終了です。おつかれさまでした。
あとがき
グロー効果はいかがでしたか? 当初、「グロー効果なら既にPixivに講座もあるし書かなくてもいいかな?」とも思ったのですが、Google検索したところFireAlpacaを使用した講座で間違った内容のものが一番最初に出てきたため「書かねば(使命感)」となり紹介しました。前回紹介したディフュージョン効果と違って、元絵と色味が若干変化してしまうため、私は最近はあまりグロー効果は使用していません。しかし、絵柄によってはディフュージョン効果よりグロー効果の方が合うので、あなたの絵柄に合うと思った方を使用してください。
もちろん、両方使用しても問題ありません。その際はディフュージョン効果をかけてから、グロー効果をかけると良いと思います。
以上で今回は終了です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回はペンタブに紙を貼ってみようについて紹介します。