めちゃくちゃ長い梅雨が明けたと思ったら連日猛暑になり、クーラーの効いた室内から出られなくなっている子猫2000です。こんちゃ!
いや、暑すぎるよね? 気温37度とか何なのさ?
微熱?
……微熱なの?
お仕事やすもっか?(ニッコリ
というわけで話は変わるのですが、最近色々と思考の変化が起きてまして、今日は趣味における義務感について書いてみます。結論から言いますと、趣味なのに義務感を感じ始めたら危険サインだから一旦離れようって話です。
ふと感じた違和感の正体
知り合いの方はご存知でしょうが、私のここ数年の趣味筆頭は「お絵描き」です。 ♥ ♡ 萌え萌えキュンッ ♥ ♡ なイラストをメインに日々好き勝手描いてます。それはもう流行のアニメを見ては「わぁ!○○ってキャラ可愛い~!!描こう!!」となったり、ちょっと流行からは一線引いているけど個人的趣味にぴったりマッチしたアニメを見ては「わぁ!△△ちゃん超好み!!描こう!!」となったり、ゲームをしては「□□ちゃんのキャラ超キュ~ト~!!描いちゃお!」と衝動に任せて描いています。ここまでは良いんです。
で、昔に比べてお絵描きスキルが上がったこともあり、ありがたいことに友人などから「○○ってキャラ描いて~」と言われることも増えてきました。知ってるキャラだと「ぁぁ~○○……良いよね。うん、いい。尊みが深いよね……」って軽いノリで引き受けちゃうこともあるのですが、その時に何か別の絵を描いていると私の場合は危険信号です。
前提条件:遅筆、並列同時進行が苦手
条件:今描きかけの絵がある、追加で描いて欲しい絵を依頼された
結果:描きかけの絵が完成する頃に、依頼された絵のモチベが落ちている
あれ!? 自分も描きたいと思った絵だったはずなのに!?
なんで!?
最近まさにこの状態に陥りまして、友人K氏から依頼されたものが2ヶ月ほったらかし状態です。ごめんよK氏。別に他意は無いんや。
……あ、やめて! 石投げないで! 猫に石投げたら鳥獣保護法違反で捕まるから!!
そんなこんなで、なぜ描けなくなったのか自分と向き合ってみました。まずは、メモ帳を用意して今感じていることをザーっと挙げてみます(ブレインダンプ)。そして、それぞれに「なぜ?」を繰り返して本質を掘り下げていきます。その結果、気づいたことは「あれ? 描きたいっていう衝動より義務感が強くなってるぞ???」ということでした。
他にも「完璧主義」の信念が「他人に依頼されたんだし、自分が持ちうる全力を出し切るべき」って思考をもたらしていたり、「そもそも○○って何だろう?」と哲学思考になって答えを見失っていたりしました。
初心を思い出してみる
そもそも何故私はその絵を描こうと思ったのか? 考えるまでもありません、描きたいと思ったからです。では何故義務感が強くなっているのか? 「描きあがるのを相手が待っている」という潜在意識から、自分の中に締切の概念が生まれていました。まるで締切を過ぎているかのような罪悪感を感じていました。
でもちょっと待って。そもそもこれ仕事じゃないよね?
別に何時までに描くとも言っていないよね?
相手も全然急いでいる感じじゃなかったし、そんなに慌てる必要ないよね?
これに気づいた瞬間、それまでモワモワと自分の内側に立ち込めていた暗雲が晴れました。それに伴い、自分の中で肥大化していた「義務感」もスゥーっと消えていきました。
「なんだ、意味の無い義務感を勝手に感じていただけだったんだ」
気づいてしまえばただそれだけの事でした。何のことは無いただの思い込み。完璧主義の方も似たように本質に気づくと幾分弱まりました。客観的事実から自身の思いこみを捉えなおしたのです。
「完璧に拘るけど、そもそもこの世に完璧なものって無いよね?」と。
更に、「完璧じゃなければ無価値? 本気で思ってる? 完璧じゃないからこそ価値のあるものもあるよね? ピサの斜塔とか」と。
他にも色々挙げましたが、本題から外れるのでこの辺で。
趣味なのに義務感を感じたら一旦離れてみよう
結論です。趣味なのに義務感を感じ始めたら一旦手を止めて何故自分がそう感じているのか分析してみましょう。大事なポイントは以下のとおりです。
- まず自分がどう感じているのか?
- その感情に対して「なぜ?」という質問で掘り下げる。目安は5~7回程度
- 見えてきた本質について客観的事実で捉えなおす
仕事なら義務感で続けるのも良いですが、趣味って本来「楽しむため」のものだと思うのです。義務感で続けていたら楽しくないですし、楽しくないまま続けると更に義務感が増していくだけだと思います。時には立ち止まってみるのも悪くないのではないでしょうか? 結果としてその方が長続きすると思います。