前回のスライド分解に引き続き、APS製 Black Hornetちゃんの修理&カスタム大作戦Part3です。今回は大本命のトリガー交換をしていこうと思います。
APS製グロックカスタム記Part1から読みたい方はこちらへどうぞ。
用意したパーツ
今回の修理&カスタムの最大の目的は、APS製グロックをクロスボルトセーフティから、トリガーセーフティに変更する事でした。というわけで、用意したパーツがこちら。
エアガンカスタムパーツで有名なGUARDER製のグロック用スムーストリガーです。実銃と同じ素材を使っているとか何とか……まぁ、私が選んだ理由は他のトリガーより安かったからなんですけどね! エチゴヤ秋葉原で1500円でした。
他にもトリガープルを変更できるカスタム性の高いトリガーなんかもありましたが、今回はAPS製G18ことBlack Hornetちゃんにトリガーセーフティを付ける事が目的ですので、トリガー1つに5000円近く払ってまでトリガープルを変えたいかと言われると……う~ん……ってなりまして、このチョイスでございます。
そのうちG17系とかカスタムする機会があればね! その時にね!!(やらないパターンのやつ)
内容物はいたってシンプルです。
- トリガー本体
- トリガーセーフティ本体
- トリガーセーフティ・トリガーバー取り付け用ピン2本
フレーム側の分解
なにはともあれフレーム側の分解をしないと始まりませんので、まずは分解していきます。スライド同様、基本的に東京マルイ製のグロックと同じ構造をしていますので、先人達のお力を借ります。(外部サイト「HILOG」さんの東京マルイ製G18c分解記事へ飛びます)
全く同じ手順で分解できたので、分解手順は飛ばし気味です。
まずはスライドロックを外します。スライドロック下に板バネがあるので、それをマイナスドライバーなどで押さえつけながら、スライドロックを横に抜き取ります。
スライドロックは前後の向きがあるようで、銃前方(フロントサイト側)が斜面になっていました。おそらく、スライドとフレームを合体させるときに干渉しないように……かな?
ハンマー部分(リアシャーシ)を抜き取るために、まずは上図のプラスネジを抜きます。
その後、グリップ後ろ側のピンを抜き取ります。ピンには脱落防止措置として片側に滑り止めステッピング加工がされていました。押してみて中々抜けそうにない場合、反対から押してみてください。どちらか抜けやすい側があるはずです。
というわけで、リアシャーシが取り出せます。上図は取り出し途中の左側面。左側面からスプリングが飛び出す可能性があるので、取り出し中・取り出し後、ともに注意です。
で、上図は取り出し中の右側面。私はブログに載せている写真の2倍くらい写真を撮っています。何かトラブった時に沢山写真を撮っておくとリカバリーが効くからです。皆さんも分解の際はぜひパシャパシャしてください。
リアシャーシを取り外した直後のトリガー周辺は上図の状態です。注意点はトリガーバーとトリガーを連結しているバネですね。向きをよく覚えておきましょう。
トリガー、トリガーシャーシ、スライドストップの3パーツを固定しているトリガーピンを抜きます。こちらもピンの片側にステッピング加工が施されていましたので、抜きやすい側から抜いてください。
トリガーピンを抜いたら、まずスライドストップと、その巻バネを抜きます。
トリガーシャーシを取り出すために、上図のプラスネジを抜きます。するとトリガーシャーシと、トリガーが抜けます。
やっとトリガーが取り出せました。
トリガーを交換する
トリガーが取り出せたので、トリガーからトリガーバーを取り外します。取り外したトリガーバーを新しいトリガーに取り付け後、再度組み上げ動作するかを確認します。
上図の赤丸部分にあるピンを抜きます。
……抜きます。
…………抜きます???
………………( ^ω^)???
……
……
……
抜けないんだけど!?
左右どちらから叩いても抜けません……
ぇ?
おかしくない!?
もしかして私が非力すぎるの!?
ネット上で調べても、ここのピンが抜けなくて困ったなんて話は出てきた覚えがありませんけど!?
……
……
……
…………どうしよう
……
……
………………よし、致し方ないよな。うん。
……
……
……
ランボー怒りのゴリ押し
HAHAHA、私の怪力の前に抜けないピンなど無いのだ!!
……ぇ?
…………なんかピンの周りの穴が広がってないかって???
やだなぁ~、そんなわけないじゃないですか。
だって私107歳美少女エルフですよ?
まさか、そんな……
リューターでピンの周りをゴリゴリ削ったなんて話あるわけないでしょ~、アハハハ……
……
……
……
はい、あまりにも硬くてハンマー使っても抜けないので、ちょっとカッとなってやりました。後悔も反省もしていません(キッパリ
いや、どうせトリガー交換したら使わないんだし、いいかなぁ~って。
ね? 良いでしょ?
……良いよね???
というわけで無事(?)にトリガーバーが取り出せましたので、新しいトリガーに取り付けます。ピンのサイズも特に問題なくポン付けできました。
完成?
というわけで新しいトリガーを使用して、分解と逆手順で組み上げました。途中ハンマーが動かなくて焦ったりもしましたが、写真を撮りまくっていたおかげで事なきを得ました。やっぱり分解する時は写真を撮りまくるのが大事だと再実感した1日でした。
うーん、やっぱりグロックはトリガーセーフティあってこその見た目ですね。トリガー1つ変えただけなのに、一気にグロックっぽさが上がりました。動作も好調で特に問題なさそうです。
くぅ~疲れました。これにて組み立て終了です。ただ、この状態だと画竜点睛なんですよねぇ~。ぇ? なにがかって???
まぁ落ち着いて上図を見てほしい。
おわかりいただけただろうか?
写真に写り込んだ、トリガー裏の暗闇が……
……
……
……
はい! これトリガーセーフティかかりません!!
まぁ実は分解前から知っていたことなんですけどね。
というわけで、この空間を何とかしないといけませんが、今日はもう疲れたので寝ます!!