ベース色と完成色から乗算に使用する色を調べる方法

こんにちは、最近は同人活動のモチベが爆上がりしている子猫2000です。絵描き名義は古江みみで活動していて、可愛い女の子を描いてたりするので、よければそちらも見てやってください。

さて、今日は自分用にちょっと気になって調べたことの備忘録なので、そんなに大した内容ではないですが、「ベース色と完成色が分かっている状態で、乗算に使用する色を調べたい」というニッチな需要に応えるワンポイントTipsな記事です。

私がイラストを描くときはカゲ色レイヤーは、不透明度を弄って調整しているのですが、Live2Dにその半透明なカゲ色レイヤーをパーツ分けして持っていくと、色々とおかしなことになるからです。

私の需要はともかく、完成絵から使用している色を逆算するためにも使えたりする方法なので、絵の勉強などに使ってみてください。

最初に結論

詳しい解説は後にして、まず最初に結論を言ってしまうと「完成色の上に1枚”除算”レイヤーを用意して、その”除算”レイヤーにベース色を塗る」事で、乗算に使用する色を割り出せます。

これって、どういう仕組み?

上記手法で説明自体は終了なんですが、仕組みが気になる人だけ続きをご覧ください。

まず色はRed、Green、Blue、の3色から電子的に構成されていて、0%~100%を0~255で表現しています。3色全てがマックスだと白色になるので、(R,G,B) = (255, 255, 255)は白色です。

そして、私たちが何気なく使用している「乗算」レイヤーは、「ベース色に使用した色を乗算(=掛け算)する」効果を持っています。上述したように色は0~255の範囲で表現された数値ですが、実際は0~1の範囲なので、乗算を行うと色が暗くなります。例えば(255, 204, 175)のベース色に、(255, 128, 175)を乗算すると、色は暗くなって(255, 102, 120)となります。

つまり方程式風にすると「(ベース色) * (乗算色) = (完成色)」であり、これを組み替えると「(乗算色) = (完成色) / (ベース色)」の式が成り立ちます。

この式をレイヤー上で実際に行った方法が、最初に紹介した「完成色の上に1枚”除算”レイヤーを用意して、その”除算”レイヤーにベース色を塗る」方法です。

除算レイヤーって普段イラスト作成する際は全然使いませんが、こういうニッチな使い方があるんですね~。

【参考】