ZUGU製 iPad Air3 / iPad Pro 10.5用ケース レビュー:お絵描き民が詳細レビュー

こんにちは! ブログに書きたいことはあるのに、お絵描きやゲームを優先した結果、記事ネタが溜まりまくっている子猫2000です。

日ごろからお絵描き用にiPad Pro 10.5インチを使っているのですが、多用していることもあって、以前から使っていたケースが最近ボロボロになってきました。ということで、新しいケースを吟味して買ったので、お絵描き仲間向けにどんな感じか紹介します。(以前書いたiPad布教記事はこちら

本日、紹介するのは「ZUGU製iPad Air3 / iPad Pro 10.5用ケース」です。8段階調整や耐衝撃性などを売り文句にしていますが、実際にお絵描き用としてはどうなのか? を主軸に紹介しようと思います。それでは、いってみましょー!

外観について

今回紹介する商品はこちらです。私が購入した際は、Amazonで5990円でした。ネット上での評判はそれなりに上々ですが、「お絵描き用には奥2つの角度調整は使用できない」という意見も見受けられ、購入時はそこが気になっていました。

箱の写真は撮っていませんが、シンプルかつ綺麗なデザインの、しっかりした箱に入っていました。(まぁ、箱なんてみんな気にしないでしょう?)

というわけでレビューは実際に私のiPad Pro 10.5 inch にケースを装着した状態で進めて参ります。

表面(画面側)のカバーはマグネット式で、カッチリ留まる

まずは表面から。素材の質感はサラッとしていながら、表面に微妙な凹凸があり、革製品を思わせる手触りで高級感があります。今回購入したのは「ブラック」モデルですが、色は光沢の無い艶消しブラックです。

さりげなく、電源ボタンと音量調整ボタンの位置に、それらを意味するマークが小さくついているのが、個人的には高評価ポイント。こういう外観を損ねないデザインは好きです。

iPad表面を保護しているフタはマグネットが仕込まれているようで、しっかりと閉じられます。不意にパカパカ開いてしまうようなことは起こらないでしょう。

裏面にはApple Pencil用の伸縮式ポケットがある

続いて裏面。Apple Pencil を収納するためのポケットは滑らかな手触りの布製で、伸縮性があり、しっかりとApple Pencilを保持してくれます。布製なので、長期間使っていった時の耐久性が気になりますが、この辺はこれから使っていって変化があれば追記します。

中央部は表面と同じ材質な一方で、裏面は外枠が表面より目立つので、よりメカメカしい印象を受けます。外枠はiPad本体を保持している部分で、適度な硬さと厚みがあり、商品の売りである耐衝撃性を実現しているように思われます。

商品の売り文句だと、「150cmの高さから落下テスト済」と謳っていますが、さすがに試す勇気はないし、そもそも日常使いでそんな高さから落とすことは無いので、こちらは割愛します。

展開状態の角度は8段階で調整可能

最後に展開時。商品の売りである肝心の8段階調整ですが、一番手前の溝にセットすると60度、一番奥の溝にセットすると15度、の展開角度となりました。角度幅については非常に申し分ない角度幅と言え、他商品と比較した際の明確なメリットと言えるでしょう。

ちなみに私は、「展開時に脚を入れる窪みが浅いんじゃないか?」と画像で見ていた時は思ったのですが、実際にはマグネットが仕込まれているようで、想像以上にしっかりとホールドしてくれました。なので、私の「窪みが浅いんじゃないか?」という心配は杞憂に終わりました。

このホールド力は結構強めなので、たとえば展開状態で動画などを見ていたとして、地震が来たりしても勝手にケースが倒れてしまうことは無いでしょう。

実際にお絵描き用として使った際の使用感については後程、詳しく紹介します。

余談ですが、このマグネットが結構強力なので、冷蔵庫なんかにiPadを張り付けるなんて事もできたりします。iPadでレシピを見ながらお料理とかする場面があれば活きてきそうです。

メリットとデメリット

というわけで、軽く使ってみた上でのメリットとデメリットを表にしてみました。値段と重量が少しネックですが、個人的にはデメリットを踏まえてなお、メリットの方が圧倒的に勝ると感じました。

メリットデメリット
驚異の8段階調整(60~15度)他商品に比べて値段が高め
美しく高級感のあるデザイン他商品に比べて重量が重め
Apple Pencil ポケット付
マグネットで冷蔵庫などに張り付け可能

肝心の角度調整について

さぁ、本題です。

動画視聴やWebブラジングなど一般的な用途なら、展開時の強度なんて気にする必要はありませんが、我々はお絵描きの民。展開時に手を乗せてお絵描きしても、強度不足で倒れてしまわないか、が最重要です。というわけで、お絵描き用途として重要な展開時の角度調整について見ていきましょう。

まずは展開可能角度から。道具箱から学生時代の分度器を掘り出してきて実測しました(笑

  • 60度(一番手前の溝)
  • 55度
  • 50度
  • 45度
  • 40度
  • 35度(奥から3つ目の溝)
  • 25度
  • 15度(一番奥の溝)

結果は15度~60度というものでした。

特筆すべきは、手前側の60度~35度は5度ごとに変化している一方で、最奥3つの溝の差は10度でした。

まず結論から言うと、最奥の15度の溝は、お絵描きに使用するには難ありと感じました。画面下部分を使用するには問題ないのですが、画面上部に描画しようと思うと、支えが不十分でぐらつきが発生します。一応、けっこう力をかけても、不意に溝から外れるなんてことはないのですが、正直なところ、この不安定感だとお絵描き用には難しいと感じました。なので、最奥の15度の溝はお絵描き用には使えないと思ってください。

続いて、奥から2番目の25度の溝ですが、こちらはギリギリお絵描き用として使用できると思います。少なくとも私としては実用範囲内です。最奥の15度の溝と同様に画面上部に描画しようとすると多少のぐらつきは発生しますが、角度にして2~3度ほどなので、さほど気になりません。

最後に奥から3番目の35度の溝ですが、私はここが一番描きやすいと感じました。椅子に座って机の上にiPadを置き、ちょうど見下ろした正面に画面が来る感じなので、腰や背中に負担がかかりづらい姿勢のまま描けます。こちらも画面上部を抑えると、やはり多少のぐらつきは発生しますが、角度にして1~2度ほどで、ほぼ気になりませんでした。

奥から4番目の溝なども人によっては使いやすいかもしれませんが、個人的にはちょっと手首が疲れやすい印象を受けましたので、これ以降の角度については割愛させていただきます。

総評

さて、ここまで見てきたZUGUのiPad用ケースですが、個人的にはとても良い買い物だったという印象です。iPad用のお絵描き用ケースを探している方に向けて、安心してオススメできる良いケースだと思います。

残念ながら奥の1か所はお絵描き用としては使えませんが、それでも7段階調整(60度~25度)という広い調整幅の中でお絵描き用として使える事は圧倒的なメリットだと感じました。Apple pencil用ポケットも付いているので、Apple pencilを無くす心配も無いですし、剛性も十分で安心して日常使いできそうです。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。
良いお絵描きライフを~!