2021/10/16_第6回ていぼう部_豊洲ぐるり公園。サバが爆釣、秋のサバ祭り開催中!

相変わらず夏のような気温かと思ったら、今日は10度台前半と突然冬の気温に変わりましたが、皆さん元気にお過ごしでしょうか? 今朝は布団から出るのに1時間かかった子猫2000です。いやー寒すぎますね!

新型コロナ感染拡大の影響もあって、昨年末に釣りに行ったきり、釣りも自粛していました。ようやく感染状況が落ち着いてきたので、今年初の釣りに行ってきました! ずばり、今回のターゲットは鯖(サバ)です! それも餌釣りではなくルアーで狙います! そうです、サバゲーです!(または、サバングとも言う)

いやー、私はサバゲー歴それなりに長いですからね、これは勝ちましたね。わっはっは(サバゲー違い)

2021年釣り初めは、豊洲ぐるり公園で

2021年初の釣りなわけですが、やっぱりボウズは嫌ですから、過去に行ったことのある釣り場が良いでしょう。というわけで選ばれたのは安定と信頼の豊洲ぐるり公園です。

豊洲ぐるり公園は、東京都近郊からのアクセスも良く、水深も10mほどある影響で一年中魚影が濃い釣り場です。

最近の釣果をネットで調べてみるとシーバスやクロダイ等の1年中釣れる魚種はもちろんなのですが、1種類だけ圧倒的に多い魚がいました。それが……

鯖(サバ)。

もう釣果がサバだらけでした。

右を見ても鯖。

左を見てもサバ。

サバ!

サバ!

サバ!

圧倒的なまでの……

サバ!

「これはもうサバを釣るしかない(確信」ということで、いそいそと支度を始めました。

使用したタックル

といっても、私の持っている竿なんて延べ竿とアジング用ロッドのみ。選択肢は多くないので長時間悩んだりはしませんでした。さてウキ釣りでもするか~、と最初は思ったのですが、圧倒的なまでの鯖祭りを見てふと思いました。

「あれ? これなら初心者の私でも、ルアーで釣れるのでは?」

思い立ったが吉日、サバをルアーで釣る方法を調べました。どうやら、サバは上からフォール(落ちる)してくる餌に食いつきやすいらしいです。ルアー釣りでよく言われている「リフト&フォール」という上下運動を行えばいいわけですね。そのためにどんなルアーを使うのが良いのかも調べて、結果、当日は以下のルアーを持っていきました。

今回は最初からルアーのみで行くつもりだったので、ジグヘッド以外にも色々使ってみました

そして、完成したタックルは以下の通り。

  • アジング用ロッド「アブガルシア XRFS-604UL-TE」
  • メインライン:エステル1.5lb (0.3号)
  • ショックリーダー:フロロカーボン3.5lb(0.9号)
  • ルアー:ジグヘッド(1.5g、シャッドテールワーム)、スピンテールジグ(3.5g)、メタルバイブ(3g、5g)

勘のいい読者の方はお気づきでしょうが、そうですアジングしようと思って去年衝動買いしたタックルです。なお、アジはまだ1匹も釣れておらず()

一応タモは持っていきますが、タモを使うかどうかの基準として「1.5lb(ポンド)って何グラムだー?」と調べてみたところ「1.5lb = 680.389g」だそうです。結び目の強度がこの70%とすると……約476g。うん、すっごい繊細(苦笑

一方で「サバの重量ってどのくらいだろう?」とネットの海を彷徨ったところ、こんな記事を見つけました。(外部サイトに飛びます)

スーパーで売っているサバって30cmオーバーくらいの結構大きいイメージなので、それで約600gなら、25cmくらいがタモを使わずにぶっこぬき出来る限界でしょうか? うん、たぶんそうだな。毎度ながら思いますが、ウルトラライトジギングの道具はどれも小さくて繊細ですね。そこがスリリングさになって、小物でも楽しめるのが良いところですが。

というわけで、25cmくらいなら、タモを使わずにぶっこぬきする方針が私の中で決定されました。

いざ豊洲へ出陣

というわけで、当日は以下4名で釣行してまいりました。

当初は始発電車で行く気満々だったのですが、友人F氏(私を釣り沼にひきこんだ張本人)が車を出してくれるということで、深夜3時に出発。友人4名を拾って豊洲には5時過ぎごろ到着しました。

しかし、前日は楽しみすぎて全然眠れず睡眠時間2時間。深夜2時に、友人F氏にモーニングコールをかけるも、私の方が眠そうというありさまでした。ちょい投げ大好きな友人S氏も「楽しみすぎてあまり眠れなかった」と言っていたので、我々は小学生なのかもしれません(錯乱

朝マヅメから快調の出だし

そんなこんなで、始まった2021年初釣り。日の出時刻は5:50ですが、友人F氏が車を出してくれたこともあり、日の出前の5:30頃から釣り始めることが出来ました。豊洲ぐるり公園は街灯もあるし、フェンスもあるので夜でも足元が安心です。

「夜釣りだとどんなルアーが良いんだろう~?」なんて話をしつつ、アタリの無いままメタルバイブをを投げ続けていると段々と日が明けてきました。

そして、6時台に朝マヅメ到来。

この日の初釣果は、私を釣り沼に落とした友人F氏。釣りレベルの差を見せつけてくれました。

友人F氏がいきなり釣りました。ギュイギュイと勢いよく走るような引きっぷりで、釣り上げたのは勿論サバです。周囲でもサバが釣れ始めており、明らかに群れが回ってきています。友人F氏にタナ(深さ)を聞いたところ「表層1~2mで釣れた」とのこと。これは活性が高そうだ、と期待に胸が高鳴ります。

表層にいるということで、ルアーをメタルバイブ3.5gからジグヘッド1.5gに変更します。装着するワームはメバリング用のシャッドテール型ワーム。この軽いルアーが使えるのは、ウルトラライトジギングの本領発揮です。

20mほど投げて10秒ほどカウントフォール。そこから、ゆっくり目にリールを巻きつつワンピッチジャーク(竿をシャクリながらリールを巻く)や、リフト&フォールなどを見様見真似で繰り返してみます。全部YouTube仕込みです、えぇ。便利な時代になりました。

数回それを繰り返したところで、遂にアタリが来ました!

なんなら、アワセ不要で勝手に針掛かりした感じがしますが、一応フッキングをします。すると……

ギギギギギギ!!

と物凄い音を立ててドラグが唸るではないですか。そして、激しく弓なりに曲がる竿。

「あぁ、なにこれ……気持ちいい//」

フッキング直後こそ物凄い勢いで糸が出ていきましたが、以前の失敗経験を糧に、今回はしっかりドラグ調整をしていたので、5秒ほど走ったあとは糸の放出が止まりました。

「いまだ!」と、すかさずリールをゴリ巻きすると、魚も釣られまいと勢いよく走りだし、再びドラグが放出されます。

そんなこんなで1分ほどの格闘を繰り広げた後、無事に手前まで寄せてこれて、何度か空気を吸わせてから動きが落ち着いたのを待って、ぶっこ抜きしました。(なお、柵が高くて竿が折れそうだったので、隣にいたサビキ大好き友人K氏に糸を掴んで上げてもらいました。)

激しく暴れるサバに必死で、ピースする余裕のない子猫2000

あれだけ格闘して弱らせたはずなのに、釣り上げてからも激しく振動してなかなか掴めないこの魚は勿論……サバです。

やりました、ついにルアーで初釣果です!

人生初のルアーでの釣果は目測25cmほどのサバで、決め手は1.5gのジグヘッドに装着したメバリング用シャッドテール型ワームでした。実際に釣るまでは「こんな色で本当に釣れるのかしら?」なんて疑ってましたが、釣れました。ありがとう、DAIWA。

↓↓これです↓↓

サバと言ったら美味しい事で有名な魚でもあり、「鯖の生き腐れ」と言われるほど腐りやすい魚です。持って帰って食べる気満々だったので、もちろん釣り上げた直後に絞めました。そしてバケツに突っ込んで血抜き。

その後もちょいちょい群れが回ってくるたびにサバが釣れていました。面白い事に、左から右へ、右から左へ、と周囲の釣り人が釣り上げる流れで、サバの群れがどちらか来ているか分かるという状態でした。世は正に、大サバ祭り時代(デデドン

しかし、順調かと思われた釣行に(物理的に)暗雲が立ち込め始めます……

突然の土砂降りで釣り場が空く

何度かサバの群れが回ってくるも2匹目を得られない私と、表層を攻める仕掛けを持っていないため、いまだボウズのちょい投げ大好きS氏。ルアーからサビキに切り替えて無事にサバをゲットした友人K氏、難なく2匹目もゲットして釣りレベルの違いを見せつけてくる友人F氏。

「豊洲でも魚釣れるじゃん!!」と大満足の友人K氏

でも、群れは回ってきているし、まだまだこれから……というところで、小雨が降りだしました。時刻は7時40分頃、まだまだ釣り足りません。

しとしとと、大した雨じゃないけれど、傘を差さないと地味に濡れる程度。そんな小雨です。でも、まぁみんなパーカーを持っているので、その程度気にしません。ふつうに釣りを続行します。

友人F氏「雨ふると、魚が下にもぐっちゃうのよね~」

なんて話をしていたら、だんだんと雨が強烈に……

ザーーー

「雨降らないって言ったじゃないですか! ヤダーーー!」

普通に土砂降りです。風こそ強くない物の、台風並みの降水量。

「さすがにこれはそろそろ撤収するか?」

「いやいや、まだ釣り足りない」

「とりあえずいつでも撤収できるように片付けだけでも……」

なんて会話しつつ、片づけを進めます。

ユニクロの撥水加工されたパーカーを着ていたのに、気づいたらぐっしょり濡れてます。こんなん、撥水加工で太刀打ちできる降水量じゃなかったんや!!

そして片付け始めてから20分ほど経ったころに、片付けが終わったのですが、呼応するように雨が弱まるという展開。時刻は8:40頃、1時間ほどまともに雨に打たれてびしょ濡れです。しかも、ちょっとすると先程までの雨が嘘のように晴れ間まで見え始める始末。

これは「釣りを続けろ」と神が言っているに違いない。

(私無宗教だけど……)

ということで、釣りを再開しつつ直射日光で服を乾かします。釣りをしながら服を乾かせるなんて一石二鳥ですね!

先ほどまでの土砂降りで、普段なら激混みの豊洲ぐるり公園がめちゃくちゃ空きました。具体的には隣の人との間隔が50m以上空くレベルの空き具合。普段の土日なら隣との間隔が2m~3m程度なことを考えると、ありえないほどの空き具合です。ノーコンな初心者がルアー釣りするにはもってこいな状況。

しかし、雨の影響なのかその後は鯖の群れが中々回ってきませんでした。「フードカーの開店まだー?」と、お腹を空かせつつ、釣りを続行しますが一向に反応がありません。

ちょい投げ大好きS氏も、仕掛けを無理やり表層狙いに魔改造して、鯖の群れを待ち受けます。

昼マヅメ到来

そんなこんなでピクリともアタリの無いまま昼の11時台になりましたが、そこで遂に群れが回ってきました。

左から右へ向かって周囲でサバが釣れ始めます。朝見たサバウェーブと同じです。しかも、今回は水面下すぐのところに小魚の群れが大量に泳ぐのも見えました。

程なくして、サビキ釣りをしていたK氏と、ウキ釣りをしていたF氏が続け様にサバを釣り上げました。F氏はサバとサッパの2匹掛けにも成功しています。実績解除だ!

私の方は朝1匹釣れたきり、釣れていません。「もう1匹釣りたいな〜」とうわ言のように繰り返しつつ、朝釣れたジグヘッド+シャッドテール型ワームにルアーを切り替えます。

この日はハードルアーはどれも反応が無く、ジグヘッド+シャッドテール型ワームの組み合わせが良い感じでした。

ハードルアーはピクリとも反応が無い一方で、ワームの方は、キャストをミスして回収しようと引いてくると、サバが足元まで追いかけてくるシーンが何度もありました。しかし、食う直前で見切られてしまう事の繰り返し。リール巻くのが早すぎるのかしら?

そこで色を変えてみることにします。

同型のシャッドテール型ワームでレモンイエローから、よりナチュラルカラーの透明色に切り替えました。

このルアーの交換中、仕掛けを魔改造して表層を狙っていた、ちょい投げマンS氏が、立て続けにサバを釣り上げました。もちろん、その間もK氏とF氏はサバを釣り続けており、「もうバケツに入り切らない」なんて嬉しい悲鳴も聞こえてきます。

「全員ボウズ逃れしたし、そろそろ帰ろうか」と話していたところ、ワームをナチュラルカラーに交換したのが功を奏したのか、遂に待望の2匹目がヒットします。

朝のヒット時と同様にギュンギュン左右に走り、放出されるドラグ。ちょっと緩すぎか? と1クリックだけ締めてみると良い感じに止まりました。

ラインテンションを保ちつつ、ドラグ放出が止んだタイミングでリールをゴリ巻き。やっぱり1分ほどファイトしてからの取り込みとなったのですが、手前まで寄せてくると、何故かサバが3匹ピッタリくっついて来ました。

それを見て「ぇ!? 2匹掛かってる!?」と驚きの声を上げるS氏

「おかしいなぁ? 針は1つなんだけど……?」と頭を傾げながら、ファイトを続けていると理由が分かりました。

針掛かりしたサバが咥えたワームを横取りしようと別の2匹のサバが追いかけてきているようです。

いや、活性高すぎか(笑

何度か空気を吸わせて弱らせてから、竿の中間あたりに手を持ち替えて、反対の手でメインラインを掴み、今度は一人でぶっこ抜きできました。圧倒的成長!

最終釣果

当初は昼前には上がるつもりだったのですが、昼マヅメに当たってフィーバーした事もあり、気づいたら昼過ぎまで釣りをしていました。まだまだサバの群れは回ってきていましたが、さすがにお腹が空いたので撤収としました。

結局、朝5時半から昼過ぎの13時ごろまでの7時間ほどの釣行となり、最終釣果は以下となりました。

  • ちょい投げ魔改造仕掛けS氏、サバ3匹
  • サビキ釣りK氏、サバ7匹、サッパ1匹
  • ウキ釣りF氏、サバ9匹、サッパ1匹
  • ルアー釣り子猫2000、サバ2匹

アオイソメでウキ釣りしていたF氏がサバとサッパを1匹ずつの2匹掛けに成功した事から、どうやら表層の小魚の群れはサッパで、その下をサバの群れが泳いでいるようでした。

もちろん全員、表層での釣果です。ちょい投げ放置していたS氏とF氏どちらも反応なし。私もルアーで何度か底を探ってみたのですが、反応はありませんでした。(こちらは単純に下手な可能性もありますが)

釣ったら食べるがモットー

ということで、サバの頭と内臓を落としてクーラーボックスに入れ、撤収の運びとなりました。

計13匹だけど、ほとんど友人のおこぼれです(苦笑

本日の釣果トップ2のK氏とF氏は家に魚を持ち帰れないとのことで、私とS氏で山分けする事に。私は12匹のサバ(25cm前後)と1匹のサッパ(10cm)の計13匹をお持ち帰りとなりました。

いつもは一食分にも足らない量しか持ち帰れないのに、今回は一食で食べ切れない量です。いままで考えたことの無かった贅沢な悩みが湧きました。

この大量のサバどうしよう?

まだ他の魚種なら数日に分けて食べるのも手ですが、サバは傷みが早いので当日中、遅くとも翌日までには処理しきりたいところ。帰りの道中で、いかに保存するか調べました。

サバの味噌煮(冷凍):食べる際は解凍せずに酒と水を加えて煮込めば完成。賞味期限は3~4週間。

そして、行き着いた結論は「調味料漬け+冷凍」です。これなら冷凍だけや、調味料漬けだけよりさらに日持ちが期待できます。しかも一度冷凍の過程を経る事で、より調味料が染み込む効果も期待できる、という一石二鳥。

というわけで、当日食べ切れない分は冷凍食品化しました。

そして、すぐ食べる分はムニエルと、シンプルに鯖の塩焼きとして食べました。

サバのバター醤油ムニエル。めちゃくちゃ美味しかったのでリピートしたいレシピでした。

鯖の塩焼きは素材の味に左右される食べ方ですが、釣ってすぐに絞めているからか、下処理で臭みとり(酢で洗う&塩で軽く脱水)をきちんとしたからか、全く臭みは無く美味しかったです。ていうか、スーパーの鯖のが臭い……

釣りを始めてから、初めてまともに食べれる量の魚を持ち帰りましたが、今まで小魚で3枚おろしや、5枚おろしした経験が生きていて、

「あれ!? 私、三枚おろし上手じゃない!?」

という謎の驚愕に襲われました。

家に出刃包丁が無いので、万能包丁を使っているのですが、これはそろそろ出刃包丁を買っても良いかもしれない……等と夢想しつつ、今回は終了です。