世は正に大釣り時代!!
……ではないですが、私の中では今釣りが大ブームとなっています。子猫2000です。普段はイラストを描くのが活動の主軸ですが、今日は釣りです(キッパリ
いやー、「放課後ていぼう日誌」は最高でしたね。オタクとしては良いアニメにはすぐ影響されておかないとね。うん。
ということで海釣りです。
釣りがマイブームになったきっかけ
実は先日、放課後ていぼう日誌を見た勢いで、10/21(水)に友人F氏にLineで「釣り行きたいーーー(アニメの影響」などと送ったのですが、「そのうち行くか~」って返事を期待していたら「もし行くなら、最短は24日の土曜日ね」とまさかのその週末の日付指定。
ぇ、ちょっと待って急すぎない!?
24日って3日後ですけど!?
言い出しっぺのくせに「いや、いま納期前でお仕事忙しくて……」などと言い訳をつける私を尻目に、「真冬になると堤防は釣果が激減するから」と、友人F氏の怒涛の論破により24日(土)に釣りに行く流れに決定。車も釣り具も出してもらって釣りに連行されt……行ってきました。
前日、二人とも遅くまで仕事していた影響で、重い瞼に抗いつつの釣りでしたが、もうこれが楽しいのなんの……ただ浮きを浮かべてボーーーっとするだけでも非日常感を楽しめるんですが、友人と行くと楽しさ倍増。餌がとられただけでハイテンションシンドロームです。
「やっべぇ!! 餌取られた!! 魚いるよ!! これ!!!!」
まずは落ち着け
父親の趣味が釣りだったので、子供のころは何度も一緒に釣りに連れて行ってもらったことはあったのですが、糸の結び方なんかや仕掛けの基本構造なんかは知ってるのに、自分で竿やら糸やら針やらを選んだことが無かったので、その辺の知識が皆無!
実質、初心者そのものです。
久々の釣りで火が付き、自分で釣り関連の情報をネットで調べまくる日々。調べれば調べるほど奥が深い釣りの世界。「ぁ、これ沼だ……」と気づいた時にはすでに遅く、もうどっぷりとハマっていました。
大丈夫、道具を買うだけだから……
そして日付は進み11/07(土)になります。
ひとまず納期を乗り切ったことで解放感に満ち溢れた子猫2000は元気いっぱい引きこもってネトゲ(LoLと原神)とお絵描きを1日中楽しんでいました。しかし、心の中でくすぶり続ける「釣りに行きたい!」という気持ち……
実は既に友人と11月下旬に釣りに行く予定を決定済みでした。でも、2週間も待てない!! 私の心はもう海に到着している!!
思わずtwitterで呟きました。
釣りいきたいぞーーー
— 子猫2000 (@koneko2000) November 7, 2020
ぴえん
すると、同じく放課後ていぼう日誌に影響を受けた友人のS氏からリプライ(返信)が来て、なんやかんやで「とりあえず釣り道具を買いに釣具屋さんに行こう」という話にまとまりました。友人S氏は子供のころに釣りをした程度とのことで、境遇的には私とほぼ一緒。実質「釣りが初めて」と「釣りが2回目」の初心者2人で釣具屋さんに向かうことになりました。
前回は道具を色々と友人F氏に借りたのですが、私の中の釣り熱は最高潮に達していたため、釣りをするうえで必要な道具を最低限全て揃えようと思っていました。
延べ竿(私は海で延べ竿を好んで使う変人です)や浮き、仕掛けなどは前回の釣行時に購入したのですが、水汲みバケツやクーラーボックス、ナイフ、メゴチバサミなどなど必要なものを色々と持っていませんでした。次に釣りに行く前にこの辺を購入しておきたかったので、それを買いに釣具屋さんへ向かいます。
事前のリサーチにより電車で生きやすい場所で大型の釣具屋となると池袋の上州屋が良さそうだ、ということで、そちらにお邪魔してきました。友人S氏は竿を購入しに行ったのですが、店員さんがかなり親切で、満足して入門用の万能竿を1本購入していました。
「どうせなら釣った魚は食べたいよね」ということで、二人とも小型のクーラーボックスと、キャリーカートを購入しました。池袋の繁華街をゴロゴロ転がし、場違い感をたっぷりと堪能しつつ帰路の電車に着きま……せんでした!!
友人S氏「俺、イソメ買っちゃったんだよね(ニヤニヤ」
子猫2000「!?」
こいつ今日釣り行く気満々じゃねーか!?
何を考えていやがる……今日は日曜日だぞ!?
正気か!!
正気なのか……!?
……
…………
………………
……………………
…………………………
子猫2000「……ぁ、あとアオイソメ1カップください」(会計時の発言)
いいだろう、日曜だが釣りに行こうではないか……(覚悟を決めた)
友人S氏「いやー、もう帰ろうかと思ったんだけど、イソメ買っちゃったしなぁ~。これは釣り行かないとなぁ~」
子猫2000「そうだなぁー、餌買っちゃったなら仕方ないよなぁ~」
友人S氏・子猫2000「HAHAHA」
という顛末で、池袋からそのまま釣りに行くことに……
さすがに日曜日に遠出は厳しいので、埼玉県民の行先はもちろん東京湾です。
オタクならみんな知っているであろう聖地「東京ビッグサイト」のすぐ裏にある公園です。ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅下車で、徒歩2~3分くらいのほんと駅目の前の公園です。電車釣行にピッタリ! 海なし県で有名な埼玉県民もニッコリです。
いざ出陣、聖地へ
そんなこんなで到着した東京ビッグサイト。
駅を降りてすぐ右手には海沿いに4~5m間隔で釣り竿を出している人が沢山見えます。ぶっちゃけ、想像していたより人が多かったです。先週末にGoogle Mapと睨めっこして私が探し出した電車でも行きやすい釣り場なのですが、結構有名どころなのかもしれません。
海沿いに二人でゴロゴロとクーラーボックスを載せたキャリーカートを転がし、スペースが空いている箇所を探します。
駅から250mほど歩いた箇所で、手ごろな場所を発見し、そこに腰を据えました。そして、二人とも慣れない手つきで仕掛けを作成し、釣りを始めました。友人S氏はちょい投げで底のあたりを探る釣り方。子猫2000は延べ竿で浮きフカセ釣り(ただし東京都の条例の都合で、撒き餌は無し)。
人生初の虫エサ
浮きフカセ釣りとは、錘負荷を極力減らし、潮の流れに合わせて餌を漂わせる一般的な浮き釣りです。普通は撒き餌をするのですが、電車釣行だと撒き餌を入れるバッカンとかも結構な大荷物になるので極力荷物を減らしたい私は横着をして撒き餌無しで挑みました。
小さな反抗として、今回は生餌を使いました。いままでの人生で、オキアミ(小さなエビ型プランクトン)しか使っておらず、断固として虫エサを使ってこなかった子猫2000ですが、どうもネットで調べていると生餌の方が魚の食いが良さそうな様子。
「撒き餌をしないなら、せめて生餌で魚にクネクネとアピールしてもらおう」という考えの元、人生初の虫エサに挑戦しました。使用したのはアオイソメと言う、海釣りではオキアミと並んで有名なツートップの餌です。(私も含めて、虫が苦手な人は多いと思うので画像はあえて貼らずに置きます)
虫が苦手なので、いままでオキアミしか使ってこなかったのですが、どうやらオキアミと違って以下のようなメリットがあるようです。
- 生きているのでクネクネ動いて魚にアピールしてくれる(オキアミは死んでいるので動かない)
- オキアミに比べて針モチが良い
個人的に今回重視したのは、魚にアピールしてくれる点です。
「撒き餌をしないなら、せめて単体でも釣りやすい餌を使おう」という考えのもと、苦渋の決断で虫が苦手なのに虫エサを選びました。(おいおい、あいつ死んだわ)
虫エサを選んだ結果
そして仕掛けが完成し、いざ餌を針につけるという段階が訪れます……
餌を付ける前に「まずは購入した蓋つきの餌箱にアオイソメを移そう」と思った子猫2000は真ん中が仕切りで区切られた餌箱に、パック詰めされたアオイソメをひっくり返して入れようとしました。
そして、失敗しました……
アオイソメってミミズみたく細長い虫なのですが、当然のことながら餌箱の真ん中の仕切りに引っ掛かりました。そしてウニョウニョと蠢いているではありませんか!?(生きてるんだから当たり前だろ、バカ!)
子猫2000「ひ、ひっぃぃぃぃぃ、気持ち悪いぃぃぃぃぃぃぃ」
穏やかな日曜の午後、海辺にアラサーおっさん美少女エルフの悲鳴が響き渡ります。
ほら! 女の子が虫苦手なのは何もおかしくないでしょ! 私は美少女エルフなので、虫が苦手でも何の問題もないよね!!
悲鳴を上げていても仕方ありません。
仕切りの上にアオイソメが引っ掛かったままでは、餌箱の蓋が閉められず、せっかく買った餌達が大自然へ還っていってしまいます。わざわざ日曜日に釣りに来たのに、虫を放流して終わりなんてあんまりです。
意を決して指先で仕切りからずらそうと試みます。
そーっと……
……
…………
………………
……………………チョンッ
アオイソメ「ウニョウニョ! ぐにょぐにょ! ウネウネ!(なんだ、てめぇ、何の許可があって俺様に触ってるんだ!? あぁん!?)」
子猫2000「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
友人S氏「大丈夫? 俺が餌つけようか?」
その時、私には友人S氏に後光が射しているように感じました……
しかし、ここで引き下がってしまっては一生虫エサを付けられないままな気がします。
子猫2000「大丈夫、これは触手だ……そう、薄い本でさんざんお世話になった、えっちな触手だ……怖くない、怖くない、コワクナイヨー(棒」
そーっと……
……
…………
………………
……………………チョンッ
アオイソメ触手「ぐにょっ(いやん// のび太さんのえっち//)」
子猫2000「っう……コレナライケル(棒」
という死闘を繰り広げて5分かけてやっとアオイソメを入れた餌箱の蓋が閉められました……
……
…………
………………
ぁ、針に餌つけてないやん!?
Reゼロから始める虫エサ生活
ちょっと言ってみたかっただけです、ごめんなさい。
そんなこんなで餌をつける死闘が始まりました。
大丈夫、この5分間で何とか指で摘まめる程度には慣れた!
今の私ならやれる!!
……
ヒョイ(アオイソメを摘まむ)
アオイソメ「ぁぁん!?」(体を曲げて口を開き、私の指の方へ頭を向ける)
子猫2000「ひぃぃぃぃぃ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
その時、子猫2000の脳裏には前回の釣行時に友人F氏が言っていたセリフが走馬灯のようにリピートされていました。「いてっ!……アオイソメって噛むんだよね、血が出るほどじゃないけど痛いわー」
そうだよね、虫エサだって餌になりたくないんだよね、ごめんね。そりゃ全力で抵抗してくるよね。窮鼠猫を噛むなんて言うもんね、虫だって追い詰められたら噛みつくよね、私は子猫2000で君はネズミじゃなくて虫だけど噛みつくよね、ごめんね……
と言っていても先に進まないので、繰り返しチャレンジします。
ネットで聞きかじった情報によるとアオイソメの口から針を入れて、針にそってアオイソメを刺し、針先をちょっと出す感じがいいらしいので、何とか口に針を入れようとします。
アブ「ぶぅぅぅぅぅぅんwwwww」
アオイソメと真剣勝負をしていた子猫2000の耳元に突然アブが襲来!
驚いた子猫2000は自分のズボンに針を刺してしまいました()
……
…………
………………
体感時間20分に及ぶ激戦の末、アオイソメに綺麗に針を通すことに成功しました。
しかし、私が使うチヌ1号針に対してアオイソメが大きすぎる様子。魚が食いついても針にかからない可能性が出てきてしまうと思い、ネットで聞きかじった「アオイソメが長すぎる場合は1~2cm程度針から垂らして切る。指で簡単に切れる。」というのを実践してみようと思いました。
右手親指に力を込めていき、アオイソメが切r……
プシャッ!(アオイソメから体液が飛び散る音)
子猫2000「ひっ!?」(フリーズ)
ネットにはこんなの書いてなかったよ、グーグル先生……
虫エサ、コワイ(確信
こうして体感時間20分にも及ぶアオイソメとの激闘は幕を閉じました。無事に針に餌を付けれたにも関わらず、子猫2000の心身はひどく消耗していましたとさ。めでたしめでたし(投げやり
いざ、実釣
長くなったのでPart2に続きます……