トラックボールの利点と欠点:マウスからトラックボールに乗り換えて5か月経った感想

こんにちは、机の上は出来るだけ物がない綺麗な状態を保っておきたい子猫2000です。視界にごちゃごちゃと物があると集中力が落ちるような気がしていまして、職場でも家でも机の上はなるべく物が少ない状態に保つよう心がけています。

というわけで、今日はトラックボールに乗り換えてみた感想なんか書いてみます。最近は絵の記事を連投していましたが、今日は雑記です。とはいえ、実はトラックボールに乗り換えた理由は、お絵描きに関するものだったりするのですが……

トラックボールとは何か?

そもそもトラックボールを知らない、という人もいそうなので、最初に軽く紹介しておきます。

トラックボール (Trackball) は、マウスなどと同様にコンピュータの操作に用いるポインティングデバイスの一種。上面についている球体(ボール)を手で回転させて、読み取らせた回転方向や速さに応じてカーソル(ポインタ)などを操作する。

wikipediaより「トラックボール」

秋葉原のヨドバシカメラのような大きな電気屋さんに行くと実物を見ることが出来るかもしれません。正直言ってマイナーなポインティングデバイスです。しかし、マウスにはないメリットなどもあり、一部ユーザーからは根強い人気を誇っています。

私はゲームを結構やる方だったので、ゲーミングマウスを長年愛用していたのですが、今年に入ってからはゲームより絵の方が熱中しているため、「マウスパッド邪魔だなぁー」とか、「腕疲れるなぁー」とか思う事が多くなりました。なにより、ペンタブを操作している時に誤ってマウスに触れてしまい、カーソルが遥か彼方へ飛んで行った時の絶望感といったらもう……(遠い目

そんな折に、トラックボール愛用者の友人F氏の影響を受けて、「トラックボールに乗り換えてみるかー」となりました。

トラックボールの利点

まずマウスと比較して、トラックボールの利点を列挙すると以下のような感じになります。

  • マウスパッドが不要で、置いた位置から動かすこともないので、机の上の省スペース化に繋がる
  • マウスを持ち上げる動作が不要なので、長時間使用した際の手の疲労軽減や、腱鞘炎防止に繋がる
  • コンマ数秒を争う対人ゲームでなければ、ゲーム用としても充分に実用的
  • 誤操作でカーソルが行方不明にならない

マウスに比べてあまり一般的ではないにも関わらず根強く生き残っているトラックボールの利点はずばり「省スペースで、ポインティングが正確で、疲れづらい」ことです。

実際、この5か月使ってみた感想も上記のメリットとぴったり一致する感想になりました。

トラックボールの欠点

逆にマウスと比べてトラックボールが劣ると感じた箇所は以下のようなところでした。

  • マウスに比べて直感的操作がしづらいため、コンマ数秒を争う対人ゲームには不向き
  • マウスに比べて、常に指を1本ボール操作に使用するため、サイドボタンが少ない
  • ボールを支持するベアリング部は週1回ほどのペースで掃除が必要
  • マウスから乗り換えた直後は慣れるまで大変

恐らく今までマウスを使っていた人が気になるのは「慣れるまでの時間」だと思いますが、慣れに関しては私は1週間ほどで大体慣れて、2週間もすればゲームをするにも支障ないレベルまで慣れましたので、思ったより時間はかかりませんでした。

サイドボタンの少なさは人によってはデメリットでしょうが、私は元からサイドボタンをほぼ使用しなかったので、こちらも気になりませんでした。

ゲームについて、私は最近は「原神」のPC版を主にプレイしていて、時々Steamで購入した他のゲームをプレイしたりしているのですが、FPS系のゲームでもプレイ自体にはそれほど問題はありませんでした。しかし、対人戦メインのFPSやMOBA系ゲームでは、この限りでは無く、コンマ数秒の操作のもたつきが気になる結果となりました。

あとは、購入前に気にしていなかったけれど、実際に使ってみて気になった部分として「掃除を頻繁にする必要がある」という欠点があります。

掃除と言っても大したことでは無く、ボールを本体から外して、ベアリング部にたまった埃をティッシュなどで拭き取ってあげるだけなので、1分あれば余裕で終わる内容です。これを週1回ほど行ってあげる必要があります。この掃除は行わなくても動作はしますが、ボールの滑りが悪くなりますので、出来ればこまめに掃除してあげましょう。

結論

コンマ数秒を争う対人ゲームで使う方には正直オススメできませんが、机の上の省スペース化や、腕の疲労軽減、不意にずれない正確なポインティング、などに魅力を感じる方なら、トラックボールはオススメです。

ちなみに私が使用しているモデルはこれです。言わずとしれたゲーミングマウスで有名なメーカー「ロジクール」から出ているトラックボールの1つです。ボールを親指で操作するタイプなので、マウスから乗り換えた際も比較的違和感が少なく感じました。

トラックボールにはボールを親指で操作するもの、人差し指で操作するもの、などボールの配置に種類があるので、購入を検討する際はそこも注意してください。

それでは、本日はこの辺で。